臭木 クサギの茎に羽衣がいます。茎が白くなっているのはその羽化の残骸。これは未だ酷くないですが酷いものは真っ白に絡みつかれています 今、自然公園の中の植物はほぼみんな、この羽衣の羽化した時の残骸で白くまるで病気のように見えます。公園管理の方はなんだか判らないと言い、ただ切り取るしか無いと切り取った野草を山にして運んでいます。どこも薬剤散布はしないのです。 何年か前、ウィーンに行きメルク修道院から短い距離、ドナウ川のクルージングをした時に辺り一面が白いふわふわで一杯、どこまでもその不思議な景色は続きました。私には忘れられない景色です。日本に帰り、羽衣の大発生のニュースを観て、アレは羽衣の羽化だったと知り我が家の網戸を汚す犯人を知りました。今年もこの時期、網戸に綿毛がたくさん着くのです。