三又 (ミツマタ) さんの蕾ちゃん。大倉山公園で出会いました。なんでも、枝が必ず三つに分かれるから三又という名前になったとか。 三叉神経みたいだぞ。と思ったのは言うまでもないですが、「又」と「叉」って、どう違うんだろうと疑問が生じました。 「又」は漢字の語源としては、物をかばう形をした右の手を描いたものだそうです。外からわをかけたようにかばう(佑)の意を含み、転じて、わをかけて、さらにそのうえに、の意の副詞となるようです。「右」の古字でもあるようです。 一方の「叉」は手の指の間に物をはさんだ形を描いたものだそうで、Y型をなしていて物をはさみ、または突くものをすべて叉というようです。こちらは「はさんでささえる手 →「ひだり手」ということで、「左」と同系の漢字とのことです。 漢字のなりたちって、結構面白いです。