山手イタリア山庭園のバラの見頃は、春が5月上旬〜6月、秋が10月下旬〜11月中旬です。約90品種500株のバラが、噴水と洋館のあるイタリア式庭園を彩ります。この記事では、バラの見頃と見どころ、撮影スポット、坂を避けられる行き方まで紹介します。入園無料で、横浜・山手のバラ巡りの起点にもなる庭園ですよ。

バラは春と秋の年2回、見頃を迎えます。それぞれの時期を紹介します。
春バラの見頃は、例年5月上旬から6月です。1年でもっとも花数が多く、花壇の幾何学模様がバラの色で埋まる季節です。
山手エリアのバラの名所はこの時期に一斉に見頃を迎えるため、いくつかを続けて巡るのに適した時期でもあります。

秋バラの見頃は、例年10月下旬から11月中旬です。春に比べて花数は落ち着きますが、一輪ごとの色が深く、香りが強く感じられます。
空気が澄む季節なので、庭園からの眺めとあわせて楽しむには秋もおすすめです。
開花の進み具合は、その年の気候によって1週間から2週間ほど前後します。お出かけ前に最新の開花状況を確認しておくと安心です。
山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)では、実際に訪れた方の投稿写真から、いまの咲き具合を見ることができます。
横浜の山手を歩いていると、この一角だけ景色の色が変わります。左右対称に区切られた花壇、まっすぐな水路、とがった形のイトスギ。日本の公園ではあまり見かけない造りです。
理由は、この丘の来歴にあります。ここには明治13年から明治19年まで、イタリア領事館が置かれていました。 「イタリア山」という呼び名はそこから来ており、庭園がイタリア式で整えられているのも、この歴史にちなんだものです。
つまりこの庭の形そのものが、横浜の開港期の記憶というわけですね。花を見る前に、まず庭の輪郭を眺めてみてください。
山手イタリア山庭園には、約90品種500株のバラが植えられています。「バラと輝く噴水の庭」というテーマが掲げられており、噴水を中心に据えた庭の構成が特徴です。
株数でいえば、近くの港の見える丘公園(約1,950株)の4分の1ほど。歩き回って探すというより、立ち位置を変えて庭全体を眺めるタイプのバラ園です。
この庭園は、水や花壇を幾何学的に配したイタリア式の整形庭園です。左右対称に整えられた花壇のなかにバラが配され、自然な野趣とは対照的な、端正な景色をつくっています。
そこで、ぜひ試してほしい見方があります。花壇に近づく前に、少し高い位置から庭を見下ろしてみてください。 花壇の幾何学模様とバラの色が重なって、1枚の織物のように見えてきます。
近づけば一輪ずつのバラ、離れれば模様。同じ庭で2通りの見え方があるというわけです。株数の多いバラ園ではなかなかできない楽しみ方ですよ。

庭園内には「外交官の家」と「ブラフ18番館」という2つの洋館が建っています。バラと洋館を一緒に眺められるのが、この庭園ならではです。
2つの館は横浜山手西洋館群の一部でもあります。館を巡りながらバラを見て回りたい方は、横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)もあわせてご覧ください。
バラを前景に、奥に洋館や噴水を入れると、山手らしい一枚になります。花壇の縁に沿って構えると、庭園の奥行きも一緒に収まります。
明るい時間帯のほうが、噴水の水しぶきとバラの色がはっきり出ます。

庭園のテラスからは、横浜ベイブリッジやみなとみらい21を一望できます。バラを見たあと、港の景色を眺めてひと息つけます。
整えられた庭を見て、顔を上げれば港。丘の上という立地ならではの切り替えです。
春バラの季節にあわせて、毎年5月頃に「山手ローズウィーク」が開催されます。山手エリアのバラの名所を中心に、街歩きを楽しみながらバラを鑑賞できる期間です。
開催日程は年によって変わるため、横浜市緑の協会の山手西洋館公式サイトで最新情報を確認してください。
バラの見頃の週末は、山手エリア全体に観光で訪れる方が増えます。ゆっくり花を見たい方には平日の午前中がおすすめです。
開園時間は9時30分から17時までです。開園直後の時間帯は、比較的落ち着いて回れます。
項目 | 内容 |
|---|---|
所在地 | 神奈川県横浜市中区山手町16 |
アクセス | JR「石川町駅」元町口(南口)から徒歩5分 / 神奈川中央交通バス11系統「イタリア山庭園前」下車 徒歩1分 |
開園時間 | 9時30分〜17時 |
入園料 | 無料 |
休み | 無休 |
トイレ | あり(オストメイト対応) |
庭園は丘の上にあるため、石川町駅から歩くと坂を上ることになります。坂を避けたい方は、次の順路で向かってみてください。
まず、みなとみらい線「元町・中華街駅」の6番出口へ。ここから直結するアメリカ山公園まで、エレベーターとエスカレーターで上がれます。
上がりきった先は、もう山手の丘の上です。あとは山手本通りを歩けば、坂道をほとんど使わずに庭園へ着きます。
アメリカ山公園は全国初の立体都市公園で、壁面のつるバラも見どころです。行きがけに寄っていくのもいいですよ。 アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
神奈川中央交通バスの11系統を使うと、「イタリア山庭園前」で降りて徒歩1分です。歩く距離をできるだけ短くしたい方は、バスの利用も検討してみてください。
山手エリアにはバラの名所が密集しており、歩いて巡ることができます。1日で全部を回ると距離があるので、2か所ほどに絞るのがおすすめです。
約330種1,950株のバラが3つの庭に分かれて植えられています。見頃は春が5月上旬から5月下旬、秋が10月中旬から11月中旬です。山手イタリア山庭園から山手本通りを歩いて向かえます。 → 港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)
山手に点在する7つの西洋館です。庭園内の外交官の家とブラフ18番館もこのうちの2館にあたります。館を巡りながらバラを楽しめます。 → 横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)
元町・中華街駅6番出口直結の立体都市公園です。壁面を彩るつるバラが見どころで、山手のバラ巡りの起点として便利です。 → アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
「未来のバラ園」に約160種1,900株のバラが咲きます。氷川丸と横浜港を背景にバラを眺められます。山手から坂を下りた先にあります。 → 山下公園(はなみるスポット横浜)
近づいて一輪を見て、離れて模様を眺める。株数の多さでは測れない庭です。
見頃の季節に、ぜひ足を運んでみてくださいね。「山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)」では、実際に訪れた方の写真や最新の開花のようすを見ることができます。お出かけ前にチェックしてみてください。