山手イタリア山庭園の紅葉の見頃は、11月中旬から12月中旬です。外交官の家とブラフ18番館を結ぶプロムナードのメタセコイア並木が色づき、洋館とイタリア式庭園を背景にした秋の景色が広がります。この記事では、紅葉の見頃と見どころ、撮影スポット、坂を避けられる行き方まで紹介します。人混みを避けて秋を楽しみたい方に向いたスポットですよ。

丘の上にある庭園のため、市街地の紅葉より少し長く楽しめます。時期と樹種を紹介します。
紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月中旬です。横浜市内の紅葉スポットのなかでも見頃の期間が長く、12月に入ってからでも間に合います。
近くの日本大通りのイチョウが12月上旬までですから、2週間ほど長く粘る計算になりますね。11月中に他の紅葉スポットを回りきれなかった方にとって、シーズンの締めくくりに訪れやすい場所です。
紅葉と聞くと、燃えるような赤いモミジを思い浮かべる方が多いかもしれません。ここで正直にお伝えしておくと、この庭園の紅葉は赤く染まりません。
主役はメタセコイアという木です。 針のように細い葉が、赤みを帯びた茶色へと変わっていきます。派手ではありませんが、そのぶん洋館の白い壁とけんかしない色です。
もうひとつの樹種がイチョウで、こちらは黄色く色づきます。茶色と黄色。落ち着いた2色が並ぶ庭だと思っておくと、期待とのずれがなくて安心ですよ。

色づきの進み具合は、その年の気温によって前後します。お出かけ前に最新のようすを確認しておくと安心です。
山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)では、実際に訪れた方の投稿写真から、いまの色づき具合を見ることができます。
この庭園でいちばん時間をかけたいのが、2つの洋館をつなぐプロムナードです。両側にメタセコイアが並び、色づく季節には並木道全体が秋の色になります。
歩き方はかんたんです。片方の洋館から入って、もう片方へ向かって歩くだけ。庭園の中央を通る道なので、どちらから入っても自然にこの道を通ることになります。
道幅が広いので、立ち止まって見上げても人の流れをふさぎません。メタセコイアの葉は細かいので、見上げると空が細かく透けて見えます。
2つの洋館はどちらも入館無料で、開館時間は9時30分から17時まで。庭園と同じ時間に開いています。休館日は、外交官の家が毎月第4水曜日、ブラフ18番館が毎月第2水曜日です(祝日の場合は翌日)。年末年始(12月29日〜1月3日)も休館します。
洋館を背景に色づいた木々を入れると、横浜・山手らしい一枚になります。並木道の端から反対側の洋館に向けて構えると、道の奥行きと建物が同時に収まります。
明るい時間帯のほうが、メタセコイアの色味がはっきり出ます。

庭園のテラスからは、横浜ベイブリッジやみなとみらい21を一望できます。空気が澄む秋は、遠くまで見通せる日が多い季節です。
並木道を歩いたあと、テラスに出て港を眺める。近くの木を見ていた目で遠くを見ると、それだけで気分が変わりますよ。

この庭園は、水や花壇を幾何学的に配したイタリア式の整形庭園です。花壇では四季折々の花や植栽を見ることができます。
紅葉の季節も、足元の花壇に目を向けてみてください。左右対称に区切られた花壇と、色づいた木々。人の手で整えた形と、季節で変わる色が同じ画面に入ります。
紅葉の時期の週末は、山手エリア全体に観光で訪れる方が増えます。ゆっくり歩きたい方には平日の午前中がおすすめです。
庭園の開園時間は9時30分から17時までです。12月は日が早く暮れるので、午後に訪れるなら早めの時間に着くようにしてください。
歩き疲れたら、外交官の家やブラフ18番館の中に入って休むことができます。どちらも入館無料なので、気軽に立ち寄れます。
寒い日でも、窓越しに色づいた庭を眺めながらひと息つけます。これは屋外の紅葉スポットではなかなかできない過ごし方ですね。
園内にはトイレがあり、オストメイトに対応した設備も備えられています。
この丘には、明治13年から明治19年までイタリア領事館が置かれていました。「イタリア山」という呼び名はそこから来ています。
庭園がイタリア式で整備されているのも、この歴史にちなんだものです。紅葉を見ながら、丘の成り立ちにも思いを馳せてみてください。
項目 | 内容 |
|---|---|
所在地 | 神奈川県横浜市中区山手町16 |
アクセス | JR「石川町駅」元町口(南口)から徒歩5分 / 神奈川中央交通バス11系統「イタリア山庭園前」下車 徒歩1分 |
開園時間 | 9時30分〜17時 |
入園料 | 無料 |
休み | 無休 |
トイレ | あり(オストメイト対応) |
庭園は丘の上にあるため、石川町駅から歩くと坂を上ることになります。坂を避けたい方は、次の順路で向かってみてください。
まず、みなとみらい線「元町・中華街駅」の6番出口へ。ここから直結するアメリカ山公園まで、エレベーターとエスカレーターで上がれます。
上がりきった先は、もう山手の丘の上です。あとは山手本通りを歩けば、坂道をほとんど使わずに庭園へ着きます。 → アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
神奈川中央交通バスの11系統を使うと、「イタリア山庭園前」で降りてすぐです。歩く距離を短くしたい方は、バスの利用も検討してみてください。
山手エリアには、歩いて回れる範囲に見どころが集まっています。
丘の上から横浜港を望む公園です。洋館とローズガーデンで知られますが、秋には園内の木々も色づきます。山手イタリア山庭園から山手本通りを歩いて向かえます。 → 港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)
山手に点在する7つの西洋館です。庭園内の外交官の家とブラフ18番館もこのうちの2館にあたります。館を巡りながら秋の山手を歩けます。 → 横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)
日本初の西洋式街路として知られる日本大通りのイチョウ並木です。見頃は11月中旬から12月上旬で、山手より少し早い時期に楽しめます。 → 日本大通り&山下公園通り(はなみるスポット横浜)
日本庭園「彼我庭園」の池の周りが色づきます。見頃は11月中旬から12月中旬です。 → 横浜公園(はなみるスポット横浜)
赤くならない紅葉と、白い洋館。横浜・山手でしか見られない組み合わせです。
紅葉のシーズン終盤でも間に合うので、ぜひ足を運んでみてくださいね。「山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)」では、実際に訪れた方の写真や最新の色づきのようすを見ることができます。お出かけ前にチェックしてみてください。