横浜山手西洋館のバラの見頃は、春が5月上旬〜6月、秋が10月下旬〜11月中旬です。山手には7つの西洋館が点在し、館の庭やその周辺でバラを楽しむことができます。この記事では、バラが見られる館と庭、効率よく巡るコース、坂と階段を減らす歩き方、関連イベントを紹介します。洋館を背景にバラを眺めたい方に向いた散策ですよ。

山手エリアのバラは、春と秋の年2回、見頃を迎えます。
春バラの見頃は、例年5月上旬から6月です。1年でもっとも花数が多く、山手の庭がいっせいに咲きそろう季節です。
館を巡りながらバラを見て回るなら、この時期がもっとも見ごたえがあります。

秋バラの見頃は、例年10月下旬から11月中旬です。春より花数は落ち着きますが、色が深く香りも強くなります。
秋は気候が穏やかで、坂の多い山手を歩くにも向いた季節です。
開花の進み具合は、その年の気候によって前後します。お出かけ前に最新の様子を確認しておくと安心です。
横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)では、実際に訪れた方の投稿写真から、いまの咲き具合を見ることができます。
横浜山手西洋館群は、山手の丘に点在する7つの西洋館の総称です。
館名 | 場所 |
|---|---|
外交官の家 | 山手イタリア山庭園 |
ブラフ18番館 | 山手イタリア山庭園 |
ベーリック・ホール | 山手本通り沿い |
エリスマン邸 | 山手本通り沿い |
山手234番館 | 山手本通り沿い |
横浜市イギリス館 | 港の見える丘公園 |
山手111番館 | 港の見える丘公園 |
7館は離れて建っていますが、山手イタリア山庭園から港の見える丘公園まで、概ね一本の道で繋がっています。
先にお伝えしておくと、7館すべてに大きなバラ園があるわけではありません。 「西洋館めぐり=バラめぐり」と思って歩き出すと、少し肩透かしになるかもしれません。
バラを目的に訪れるなら、行き先は絞ったほうがいいです。次の3か所が中心になります。
横浜市イギリス館の沈床花壇は、改修を経て「香りのローズガーデン」として整備されました。名前のとおり、香りをテーマにした庭です。
注目してほしいのは、この庭が一段低くなっていることです。上から庭全体を見渡してから、階段を下りて花のあいだに入る。 同じ庭を、2つの高さで味わえます。
四季を通してバラや草花、花木の香りと彩りを楽しめる庭なので、バラの時期を少し外しても何かしら咲いています。館と庭をセットで見るなら、まずここへ。

横浜市イギリス館から山手111番館の後庭を結ぶ一帯は「バラとカスケードの庭」と呼ばれています。斜面の地形を生かし、小さな滝(カスケード)とバラを組み合わせた庭です。
水の音が聞こえるので、歩き疲れたころに通ると気分が変わります。この2つの庭は港の見える丘公園の中にあります。庭ごとの品種数や株数など、バラ園としての詳細は港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)もあわせてご覧ください。
この2館が建つ山手イタリア山庭園には、約90品種500株のバラが植えられています。噴水と幾何学的な整形花壇を背景にバラを眺められる庭です。
洋館とバラ、噴水がひとつの視界に収まるため、写真を撮る方に人気の場所です。 → 山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)
春バラの季節にあわせて、毎年5月頃に「山手ローズウィーク」が開催されます。山手エリアのバラの名所を中心に、街歩きを楽しみながらバラを鑑賞できる期間です。
7つの館を花とテーブルウェアで彩る恒例のイベントです。毎年6月頃に開催され、2026年で第24回を迎えました。20年以上続いている催しということですね。
館ごとに異なる装飾が施されるため、この時期だけは7館すべてを回る意味があります。
いずれも開催日程は年によって変わります。横浜市緑の協会の山手西洋館公式サイトで最新情報を確認してください。

坂の上り下りを減らしたい方は、次の順に歩くのがおすすめです。
最初に丘へ上がってしまえば、あとは丘の上を東西に移動するだけです。館から館へ歩くうちに、整形庭園から街路の並木、そして港を望む公園へと、景色が少しずつ変わっていきます。
最後はアメリカ山公園から下ります。帰りの坂を歩かずに済むので、足の疲れがぜんぜん違いますよ。
山手は丘の上のエリアです。行きも帰りも坂を歩くと負担が大きくなります。
帰りは港の見える丘公園から徒歩圏のアメリカ山公園へ向かい、エレベーターとエスカレーターで元町・中華街駅まで下りると、坂道をほとんど使わずに済みます。アメリカ山公園は全国初の立体都市公園で、6番出口と直結しています。
行きに坂を避けたい方は、この経路を逆にたどって、アメリカ山公園から丘に上がる方法もあります。 → アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
バラの見頃の週末は、山手エリア全体に観光で訪れる方が増えます。ゆっくり回りたい方には平日の午前中がおすすめです。
7館すべてを一日で回ろうとすると、歩く距離がかなり長くなります。全部を回れなくても気にしなくて大丈夫ですよ。バラが目的なら、先に挙げた3か所に絞るほうが満足度は高くなります。
7館はいずれも入館無料です。休館日は2つのグループに分かれていて、山手111番館・エリスマン邸・ベーリック・ホール・ブラフ18番館が毎月第2水曜日、横浜市イギリス館・山手234番館・外交官の家が毎月第4水曜日です(休日の場合は翌日)。全館そろって年末年始(12月29日〜1月3日)も休館します。
そのほかメンテナンスによる臨時休館もありますので、訪れる前に横浜市緑の協会の山手西洋館公式サイトで確認しておくと安心ですよ。
項目 | 内容 |
|---|---|
所在地 | 神奈川県横浜市中区元町1丁目77-4(元町公園) ほか |
アクセス | (元町公園)みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩8分 ほか |
入館料 | 無料(7館すべて。イベント・喫茶の利用は別) |
開館時間 | 館によって異なる(公式サイト参照) |
休み | 第2水曜(山手111番館・エリスマン邸・ベーリック・ホール・ブラフ18番館)/第4水曜(横浜市イギリス館・山手234番館・外交官の家)/年末年始12月29日〜1月3日。ほかメンテナンス休館あり |
トイレ | 館によって異なる |
約330種1,950株のバラが3つの庭に分かれて植えられています。1株ずつ名札を読んでいたら半日では回りきれない数です。横浜市イギリス館と山手111番館もこの公園内にあります。 → 港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)
約90品種500株のバラと、噴水を中心にしたイタリア式の整形庭園です。外交官の家とブラフ18番館が建っています。入園無料です。 → 山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)
元町・中華街駅6番出口直結の立体都市公園です。壁面を彩るつるバラが見どころで、山手への行き来にも便利です。 → アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
「未来のバラ園」に約160種1,900株のバラが咲きます。山手から坂を下りた海沿いにあり、あわせて回ることができます。 → 山下公園(はなみるスポット横浜)
白い洋館を背に、バラを眺めながら丘の道を歩く。横浜・山手でしかできない散歩です。
見頃の季節に、ゆっくり巡ってみてくださいね。「横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)」では、実際に訪れた方の写真や最新の開花の様子を見ることができます。お出かけ前にチェックしてみてください。