港の見える丘公園のバラの見頃は、春が5月上旬〜5月下旬、秋が10月中旬〜11月上旬です。園内には約330種1,950株のバラが植えられ、洋館を背景にした3つのテーマガーデンを入園無料で楽しめます。この記事では、バラの見頃や3つの庭の見どころ、坂を避けて行けるアクセス方法を紹介します。丘の上の公園ですが、歩きやすいルートを選べば、ゆっくり花を楽しみたい方にも安心ですよ。

港の見える丘公園のバラは、春と秋の年2回、見頃を迎えます。それぞれの時期と楽しみ方を紹介します。
春バラの見頃は、例年5月上旬から5月下旬です。1年でもっとも花数が多く、3つの庭がいっせいに咲きそろう季節です。
新緑の山手を歩きながら、洋館とバラを一緒に眺められるのはこの時期ならでは。気候も穏やかで、散歩を兼ねた花めぐりにちょうどよい季節です。
見頃の期間は約1か月と、意外に短めです。「今年は見逃した」とならないよう、5月に入ったら早めの訪問を計画するのがおすすめです。

秋バラの見頃は、例年10月中旬から11月上旬です。春に比べると花数は少なく、落ち着いた咲き方になりますが、そのぶんゆったりと一輪一輪を眺められます。
空気が澄んで過ごしやすく、混雑も落ち着きます。港を渡る風を感じながら、のんびり庭を歩けますよ。
開花の進み具合は、その年の気候によって1〜2週間ほど前後します。せっかく訪れたのに咲いていなかった、ということがないよう、お出かけ前に最新のようすを確認しておくと安心です。
港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)では、実際に訪れた方の投稿写真から、いまの咲き具合を見ることができます。
港の見える丘公園に山下公園、山手の西洋館。横浜を歩いていると、バラの名所の多さに気づきます。じつはこれには理由があります。
バラは、横浜市の「市の花」です。 西洋バラの多くは、開港間もない横浜から日本へ上陸したとされ、1989年(平成元年)には市民投票によってバラが市の花に選ばれました。
横浜にとってバラは、開港の歴史と結びついた花なのですね。山手の丘でバラを眺める時間は、横浜の来歴をたどる時間でもあります。
港の見える丘公園のバラ園は、テーマの異なる3つの庭で構成されています。あわせて約330種1,950株。1株ずつ名札を読んでいたら、半日ではとても回りきれない数です。
3つは続けて歩いて回れます。もし時間が限られているなら、まず「香りの庭」に行ってみてください。
その名のとおり、バラの香りをテーマにした庭です。約100種400株のバラが、香りの系統ごとに植えられています。
注目してほしいのは、この庭が一段低い沈床花壇になっていることです。階段を下りて庭の中に入ると、香りが逃げにくく、まわりを花に囲まれた状態になります。
系統ごとに植えられているので、少し歩くだけで香りが変わります。同じ「バラの香り」でも、果物のような甘さのものと紅茶を思わせるものがある。目で見るだけでは気づけない違いです。
立ち止まって花に鼻を近づけている方を見かけても、この庭ではごく普通の光景です。気にせず、ゆっくり嗅ぎ比べてみてくださいね。
横浜市イギリス館の前に広がる、3つの庭の中でもっとも規模の大きい庭です。約150種800株のイングリッシュローズが、宿根草や草花と混ざり合うように植えられています。
きっちり区切られた花壇ではなく、バラと草花の背丈が層になって重なる英国風の植え方が特徴です。イギリス館の白い洋館が、その背景にそのまま収まります。

噴水や小さな滝(カスケード)と一緒にバラを楽しめる庭です。約80種750株のバラが、斜面を活かした花壇に植えられています。
水の音が聞こえるので、丘の上でも暑さがやわらいで感じられます。3つの庭の中では、いちばん足を止めて座っていたくなる一角です。
この公園ならではの被写体が、洋館とバラの組み合わせです。横浜市イギリス館や山手111番館を背景に、バラを前景に入れると山手らしい一枚になります。
展望台からは横浜港とベイブリッジを一望できます。バラの庭とあわせて、港の景色も忘れずに。

春バラの見頃、特に5月の週末は混み合います。ゆっくり花を見たい方には平日の午前中がおすすめです。
園内にはベンチが点在し、庭を眺めながら腰かけて休めます。多目的トイレは公園入口付近に2か所です。
丘の上の公園ですが、展望台へはスロープがあり、園内は歩きやすく整えられています。

春バラの季節にあわせて、毎年5月頃に「横浜ローズウィーク」が開催されます。港の見える丘公園や山下公園など、横浜市内のバラの名所を中心に、街全体でバラを楽しむイベントです。
開催日程は年によって変わるため、ガーデンネックレス横浜の公式サイトで最新情報を確認してください。
項目 | 内容 |
|---|---|
所在地 | 神奈川県横浜市中区山手町114 |
アクセス | みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩5分 |
入園料 | 無料(24時間開放。フランス山地区は夜間閉鎖あり) |
面積 | 約57,765㎡ |
開園 | 1962年(昭和37年) |
駐車場 | 有料17台(台数が少ないため公共交通機関がおすすめ) |
港の見える丘公園は丘の上にあるため、行き方によっては坂や階段を上ることになります。足腰に不安のある方は、次の順路で行くと坂をほとんど使わずに済みます。
まず、元町・中華街駅の6番出口へ向かいます。ここからエレベーターとエスカレーターで、直結するアメリカ山公園まで上がれます。
上がりきった先は、もう山手の丘の上です。アメリカ山公園も季節の花壇が楽しめるので、ひと息つけます。
あとは外国人墓地沿いの道を進むだけです。丘の上に出てしまえば、港の見える丘公園までの道はほぼ平坦です。 山手でいちばんつらい「最初の坂」を、エレベーターに任せてしまうのがコツですね。
アメリカ山公園についてはアメリカ山公園(はなみるスポット横浜)をご覧ください。
港の見える丘公園のある横浜・山手エリアには、バラや季節の花の名所が集まっています。1日で全部を回るとかなりの距離になるので、2か所ほどに絞るのがおすすめです。
港の見える丘公園から坂を下りた海沿いにある、横浜を代表する公園です。「未来のバラ園」には約160種1,900株のバラが植えられ、横浜港と氷川丸を背景にしたバラの景色が楽しめます。 → 山下公園(はなみるスポット横浜)
水や花壇を幾何学的に配したイタリア式庭園です。山手本通りを歩いて洋館めぐりとあわせて楽しめます。 → 山手イタリア山庭園(はなみるスポット横浜)
山手に点在する7つの西洋館です。それぞれの館の庭でも季節の花が楽しめ、港の見える丘公園とあわせた散策コースにぴったりです。 → 横浜山手西洋館群(はなみるスポット横浜)
元町・中華街駅直結の立体都市公園です。港の見える丘公園への行き帰りに、季節の花壇を楽しめます。 → アメリカ山公園(はなみるスポット横浜)
洋館を背にしたバラを眺めて、階段を下りて香りに包まれる。山手の丘でしかできない歩き方です。
次の見頃の季節に、ぜひ足を運んでみてくださいね。「港の見える丘公園(はなみるスポット横浜)」では、実際に訪れた方の写真や最新の開花のようすを見ることができます。お出かけ前にチェックしてみてください。